ちょっとビックリなのですが、自動販売機運営大手「ジャパンビバレッジ」の支店長が部下にクイズを出し、そのクイズに正解しないと有給休暇を取得させなかったというのです。
そんなことがあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
目次
事件の概要
ジャパンビバレッジの従業員4人によりますと、おととし5月、支店長は「有給チャンス」というクイズを部下に出し、そのクイズに不正解だと有給休暇を取得させなかったということです。従業員側は17日に会社側に説明を求めました。
従業員側:「今、現時点で事実として認めるか認めないかお答え下さい」
会社側:「こちらとしても初めてこうやって目にしますので」
交渉の場にはクイズを出したとされる支店長も参加する予定でしたが、欠席しました。今回の件についてジャパンビバレッジは現在、調査中としたうえで、「労使の主張は隔たりがあるが、今後も誠実に団体交渉を行っていく」としています 。引用:ANN
おととしですから、2016年の5月にクイズを出して、そのクイズに不正解だと有給休暇を取得させなかったということですね。
クイズの結果で、有給休暇の取得を認めるか否かを決めること自体、普通には考えられないことなのですが。
「有給チャンス」クイズ画像
従業員は、下の画像で、その「有給チャンス」というクイズを示しています。
各従業員に、メールでクイズが出題されたようですね。
問題は「以下の 駅で 売上の高い順に並び変えてください。」というもので、1から15の駅名が並んでいました。
クイズの問題に不備があり、誰も正解正解出来なかったといいます。
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引用:ANN
この画像を見ると、クイズに全問正解すると有給休暇をもらえそうな感じがしますが、、、。
また、「不正回答は永久追放します。まずは降格」とあります。
ですが、この支店長は何の権限があって、有給休暇をクイズと天秤にかけたり、永久追放やら、降格やら脅しのような、パワーハラスメント的なことを示すのでしょうかね。
引用:ANN
クイズを出された従業員は、「正直、これを正解すれば有給休暇が取れるんだと、取るチャンスがもらえるんだと正直、思いました」とコメントしています。
ということは、今まで有給休暇を全く取ることが出来なかったのだということがわかりますね。
普段から、そんな厳しい状況の職場環境なのかと想像されますね。
従業員側と会社側のやりとり
従業員側は17日に会社側に説明を求たのですが、そのときのやり取りが以下の通りです。
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引用:ANN
会社側もこんなクイズが出されているとは、把握していなかったようです。
調査中としながらも、誠実に対応すると言っていますが。
当の本人である、クイズを出したとされる支店長も参加する予定でしたが、欠席しました。
ジャパンビバレッジ支店長の顔画像
クイズを出したとされる支店長の顔画像については、現在のところ、公開されておりません。
新しい情報が入り次第、追記してまいります。
クイズに誰も正解者がいなかった事を、喜んだそうです。
どのような方なのでしょうかね。
有給休暇ってなに?
有給休暇(年次有給休暇とも言われるのですが)とは、労働基準法第39条で認められた権利です。
これを行使することで賃金が支払われる状況で、休暇を取得することができます。
法律上は、雇入れの日から6ヶ月経過した時点で8割の就業があれば、有給休暇が10日間付与され、その後は1年ごとに付与されます。
週5日のフルタイム勤務であれば、入社して6ヶ月時に10日間の有給休暇が付与されます。
その後は年数が増えるにつれ、有給休暇が付与される日数も増えていき、最終的には年間で20日間付与されることになります。
アルバイトやパートタイムなどでも労働日数に応じて有給休暇が付与されます。
また、会社は条件を満たす労働者に対して有給休暇を与えなければならないのです。
クイズに正解しなければ与えられないようなものではありません。
その権利を使わせないようであれば、労働基準法違反ですね。
ジャパンビバレッジという会社は?
株式会社ジャパンビバレッジホールディングスは、東京都新宿区西新宿に本社を置き、自動販売機での飲料水・食品などの販売、自動販売機の維持と管理を行う会社である。元々は日本たばこ産業(JT)のグループ会社であったが、同社の飲料事業撤退に伴って2015年7月31日にJTが当社株式をサントリー食品インターナショナル(サントリーホールディングスの飲料事業の子会社)へ譲渡したことで、サントリーグループの一員となった。引用:Wikipedia
引用:Wikipedia
町でよく見かけるトラックですよね。
お馴染みの会社ではあるのですが、、、。
ネット上の反応
ネット上にはたくさんの反応がありました。
サントリーグループの自販機大手ジャパンビバレッジの支店長が従業員に送ったヤバすぎるメールを入手。「有給チャンス」というクイズを出され、正解しないと有給休暇を取得できない。それどころか不正解だと「降格」される。降格のリスクを冒さないと有休取れないとか、どんなブラック企業だよ… pic.twitter.com/zBLQ2TQCeJ
— ブラック企業ユニオン/総合サポートユニオン坂倉昇平 (@magazine_posse) 2018年8月17日
ジャパンビバレッジの「有給チャンス」の続き。この日は全員不正解で従業員は誰も有給休暇を取得できず。「よかった。よかった。」と喜ぶ支店長。しかも、全員不正解の理由が支店長の出題ミスというどうしようもないオチ。こんな支店長がのさばっている会社じゃ、ストライキも起こしたくなりますわ… pic.twitter.com/aZ4zEVK5ut
— ブラック企業ユニオン/総合サポートユニオン坂倉昇平 (@magazine_posse) 2018年8月17日
これが事実なら立派なパワハラ。
支店長ごときで、こんな裁量権ないでしょ?
会社のガバナンスはどうなってるの?引用:ヤフーニュース
基準法第39条に相反する行為
クイズで有給休暇を取得出来る出来ない
何て論外 労働基準監督署は厳しく指導しなくではならない事案 しかし 中小企業は今でも
中々有給休暇を取得出来ない環境の会社も
沢山ありますよね。引用:ヤフーニュース
仕事に関する重要な事で、遊んでる様な上司は、無給無期限休暇(懲戒解雇)で良いのでは?
この会社、余りにもレベル低すぎる。会社の信用もかなり堕ちるね。引用:ヤフーニュース
まとめ
こんな、誰も正解できないようなクイズと引き換えに、有給休暇を与えるようなことをする支店長ですから、そもそも、クイズに正解しても有給休暇を与えなかったのではないかと思われます。
有給休暇は権利です。
人の権利を、クイズで容認する、しないというのは、人権を軽く見ているという気がしますね。
会社はしっかりと対処して欲しいとおもいます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。