10月21日に行われたプリンセス駅伝で、足のアクシデントにより走れなくなった選手が、四つん這いになり、はいはいして血だらけになりながらタスキをつなぎました。
選手に何があったのでしょうか。
選手の頑張りに、感動の声が上がる一方で、「止めるべきではなかったのか?」という声も上がっています。
詳しく見ていきましょう。
事実の概要
女子駅伝の選手がゴール直前で走れなくなり、膝を血だらけにしながら這って進み、次の選手にタスキを渡すハプニングがあった。
10月21日に福岡県で開かれた第38回全日本実業団対抗女子駅伝の第4回予選会「プリンセス駅伝 in 宗像・福津」の一幕だ。走れなくなったのは、初出場となった岩谷産業の飯田怜選手。
第2中継所の「勝浦浜」の200メートル以上の手前から走れなくなり、四つばいになって進んだ。
飯田選手の両膝は、すりむいて血で真っ赤に。その必死な姿に「がんばれ、飯田!」とTV中継のアナウンサーも声援を送った。岩谷産業の3区ランナー、今田麻里絵選手は涙をぬぐいながら到着を待ち、最後尾の27番手ながら、タスキを受け取った。
飯田選手が走れなくなった理由や、運営側が飯田選手を制止しなかった理由は、現時点では不明だ。
Twitter上では、飯田選手の懸命な姿に対して、「凄まじい根性と精神力」「すごい執念を見た」「涙が止まらない」とエールを送る声が続出している。
引用:ハフポスト
第2中継所の「勝浦浜」の200メートル以上の手前から、アクシデントで立ち上がる事が出来なくなり、這いつくばって進んでいったのです。
這ってでもつなげようとするこの執念。
凄いです。
それでも痛いのでしょう、白く塗装されたラインの上を這って、少しでも痛みを和らげているようです。
引用:BNJ
次にタスキを受け取る、岩谷産業の3区ランナーの今田麻里絵選手は涙をぬぐいながら到着を待ち、そして、タスキを受け取りました。
頑張った!飯田怜選手!
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引用:BNJ
ですが、飯田選手の膝を見て下さい。
擦りむいて、血だらけです。
痛かったでしょうに。
引用:BNJ
このアクシデントで、岩谷産業は参加27位チーム中最下位となったのですが、そこから盛り返し、チームは21位でフィニッシュしたそうです。
飯田怜選手に何があった?
飯田選手に起きたアクシデントとは何なのでしょう?
後にわかったことですが、脛骨の骨折だそうです。
脛骨(けいこつ)とは足の脛(すね)の部分です。
ここの部位のどこかが骨折したようです。
引用:allabout
転んだことにより、骨折したのかとも思われますが、その原因は疲労骨折ではないかということです。
日頃のハードなトレーニングがたたったのかもしれませんね。
現場はどこ?
現場は福岡県宗像市福津の第2中継所の「勝浦浜」の200メートル手前辺りです。
第二区は3.6kmの距離があるそうです。
引用:駅伝コース
飯田怜選手のプロフィール
氏名 | 飯田怜(いいだれい) |
年齢 | 21歳 |
出身校 | ルーテル学院高校 |
出身 | 熊本県 |
2018年に岩谷産業に入社。
今年入社のルーキーなのですね。
今回の駅伝は初出場でした。
飯田怜選手の顔画像
顔画像が小さくて、見にくいかもしれませんが、、、。
可愛い笑顔の方ですね。
引用:岩谷産業
ネット上の反応
飯田選手、執念は買いますけど、「脛骨骨折」だったらしく、「直ちに競技を中止せず這った事による悪影響」が無いと良いのですけど・・・。 pic.twitter.com/PNswfPNqZg
— 漆ちゃんJAPAN (@urushichan_JP) 2018年10月21日
正直早く止めさせてあげて欲しかったし、運営側も監督の指示をちゃんと伝達させないといけなかったと思う。
それでも襷は仲間の思いが詰まったものだから、飯田選手の途切れさせたくない気持ちが上回っていたと感じる。まさに執念🔥
脛骨骨折の全治3〜4ヶ月…次は笑顔で襷を繋ぐ姿を見たい😊✨ pic.twitter.com/nLZmMZqp4f— じゅんや (@Junya_Momone) 2018年10月21日
岩谷産業の飯田選手 スタートのアクシデントもあって、万全じゃない状態での走りだったのも、ルーキーとしての責任もあったのかもしれない
そんな中で足のスネが折れながらも血を流しながらも走ったのは本当に凄い。 懸ける思いが違うなとまじで思った pic.twitter.com/U8w8E2cfwE— MITATOMIA 富田 海 (@wv_sm) 2018年10月21日
飯田怜選手を止めるべきだった?
ネット上の反応には、飯田選手の頑張りに称賛の声がある一方、止めさせるべきではなかったのか?という声も上がっています。
実際のところ、今回、岩谷産業の監督は走る事をやめるように指示を出したそうです。
ですが、その指示が現場のスタッフに伝わるのにわずかでも時間がかかりますし、アクシデントからタスキを渡すまでが、200mという短い距離でしたから、スタッフに伝達されたころには、、わずか20mという距離だったそうです。
その距離で止めさせるのは、飯田選手の胸中を考えるとどうなんでしょう。
躊躇してしまうかもしれませんね。
これがもし、もっと長い距離でしたら、直ちに止めさせたかもしれません。
どうするのが正解だったのかはわかりませんが、今後に向けてのガイドラインを考えるきっかけにはなったのかもしれませんんね。
まとめ
今回のアクシデントで様々なことが考えさせられますが、一番感じたのは、飯田選手の頑張りです。
個人競技ではないので、チームの事を考えるとすぐに棄権することはできなかったのかもしれません。
ですが、それにしても凄まじい執念を感じさせられました。
美談で終わらせるつもりはありませんが、いろんな感動をうけました。
ありがとうございました。
飯田選手には、骨折と膝のケガが早く治りますようにお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。