元摂食障害の女性が病院提訴、その「不当な長期拘束」の中身とは?

中学生の時に摂食障害で入院した病院で、不当に長期間、身体を拘束されたとして、女性が病院側を訴えました。

彼女が患った摂食障害とは、どのような病気なのでしょうか。

そして、その治療のための身体拘束とは、いったいどのような内容だったのでしょうか。

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女性
出典:JNN

概説

東京都に住む女性(24)は、中学3年生のときに摂食障害と診断され、都内の総合病院に入院した後、両手両足などをベッドに縛り付けられる身体拘束が始まり、77日間にわたって24時間拘束され続けたということです。

そのため、精神的な苦痛を受けたとして、5月17日、病院を経営する法人に1056万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こしました。

病院側は「提訴前で訴状が届いていないので答えられない」としています。

摂食障害とは

摂食障害には、食事を極端にとらなくなってしまう拒食症、極端に大量に食べてしまう過食症があります。

拒食症→食事量が減るので体重が極端に減る、やせて生理がこなくなるなどの症状

過食症→食べ始めるとやめられず、大食いしては吐き、食べすぎたことを後悔し、

憂うつになるなどの症状

また、拒食症から、過食症になることもあります。

これらの異常な行動の背景には、痩せていることが良いことだと信じて、「痩せていない自分は醜い、価値がない」という強い思いこみがあります。

また、様々なストレスが要因となっていることも多いのです。

拒食症は10代で、過食症は20代に多く、両タイプとも女性が90%を占めるそうです。

栄養不足から様々な体の不調につながり、死に至ることもある病気です。

建物

出典:JNN

長期拘束

診療録などからまとめた訴状によると、女性はダイエットで生理がなくなったりふらついたりしたため、2008年5月16日に都内の病院の精神科を受診。摂食障害と診断され、19日に女性も同意して入院した。

食事はベッド上でとっていたが、ベッドから離れてはならないと指示され、音楽を聴くことも、外部との電話や面会も許されなかった。病室の簡易トイレで看護師の立ち会いのもとで排泄(はいせつ)していたという。

厳しい行動制限に納得できず、女性は5月24日に抗議のため点滴を自ら抜いた。すると、「治療を拒絶した」などの理由で、本人の同意がなくても保護者の同意で入院できる「医療保護入院」に切り替えられた。帯のような太いひもで両手両足と肩をベッドに縛り付けられたうえ、栄養をとるために鼻からは胃へチューブが、尿道にはカテーテルが入れられ、おむつをされた。入浴もできなかったという。

足の拘束が解かれたのは38日目、すべての拘束が解除されたのは77日目。両親と面会を許されたのは入院から4カ月余りたった9月26日で、医師に強く希望して11月21日に退院した。

出典:朝日デジタル

身体をベッドに縛り付けられたまま、長期間拘束されたとのこと。

この間、彼女は「ベッドに両手両足をひもで縛られ、手首を少し動かせるだけ。毎日涙が止まらなかった」そうです。

そんなに長いこと動けないでいたら、歩くことも出来なくなってしまいますね。

退院後は頭痛やめまい、不眠の症状が出たほか、拘束される夢を見て跳び起きたり、フラッシュバックから逃れるためにカッターで腕を自傷したりするなど、精神状態が著しく悪化。別の病院でうつ病と診断された。高校は1年生の5月で中退せざるをえなかったが、15年に結婚してからは安定してきているという。

出典:朝日デジタル

長期間拘束が原因で、退院後も辛い日々が続いたようです。

会見した女性は「殺された方がましだと思うぐらいだった。当時から訴えたかったが、子どもだったのでできなかった。力のない子どもに、こんなひどいことをするのはやめてほしい」と語った。

出典:朝日デジタル

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ネットの反応

確かに、自傷・他害対策というレベルではない想像を絶する拘束……
病院側の反論を聞きたい。
カルテもある。

出典:Yahoo!ニュース

摂食障害で入院まで行くと、栄養入れる点滴の針も自分で抜いちゃったりするから命の危険があるし仕方なかったのでは?
そのおかげで今があるんだからむしろ感謝して前向きに生きてほしいけどな。

出典:Yahoo!ニュース

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まとめ

ネット上も様々な反応がありました。

女性には、これからは穏やかな毎日を過ごしていただきたいと思います。

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